引越しの相場っていくらぐらいだろう。
多分、あなたが今知りたいのは、今から自分がしようとしている引越しがいくらぐらいになるのかということだと思います。

つまり、自分ぐらいの荷物の量で、今回の移動距離だと、大体いくらなのか。
それと・・・

梱包のためのダンボールも買わなければいけないのか。
買うのなら、スーパーやドラッグストアでもらって来ようかとか。
荷造りも頼みたいけど、高くつくなら自分でしようかとか。
単純な荷物量と距離以外にも料金的に気になることがありますよね。

まずは大体の相場を把握したい

まずは、本当に概算の大雑把な相場を調べてみましょう。

SUUMOさんにある引越し料金相場のページに行くと、下のような条件を入力すると料金を表示してくれるものがあります。

ページの下の方に行くと、下の図のような一覧表も見られます。

荷物量、距離以外に料金に大きな差が出る要素とは？！

荷物量、距離以外に、引越しする地域、引越しする時期によって、料金に大きな差が出ます。
例えば、繁忙期（３～４月）の3人家族の引越しだと、秋田県平均の２８万円が最も高く、鳥取県の１万９千円が最も安く、その差はなんと２６万円以上です。

通常、引っ越す地域は変更できませんから、引っ越す時期や日にちを調整しましょう。
できれば、３～４月の繁忙期を避け、３～４月でも休前日や休日を避けて平日にするとかなり違う場合があります。
もちろん、通常期であっても、混み合う休前日・休日を避けて平日に引っ越せるようにします。
時間帯も、午前中より、より遅い時間のスタートが割安になる場合があります。

引越しの料金は法律で定められている？

引越し料金は法律で決まっているわけではありませんが、国が定めた標準引越運送約款というものがあります。

ここでいう約款とは、運送業者が利用者とどのような約束で仕事をするかをあらかじめ示したものになります。
運送業者と利用者間のトラブルを未然に防ぐため、基準となる約款として、旧運輸省が１９９０年に告知、２００３年に国土交通省が改正しました。

多くの引越し業者がこの約款を採用していますが、会社によっては独自に約款を定めて認可を貰っているところもあります。

でも、標準引越運送約款という基準が示されていますから、独自に定めた場合でも、内容が大きく異なることはありません。
標準引越運送約款にどんなことが謳われているかについては、「知ってて損はない！引越しサービスの標準的なルールとは？」に記載したので、一読しておいてもいいでしょう。

この標準引越運送約款に、以下のような条項があります。

つまり、あらかじめ定めた「運賃料金表」により、料金が決まるということです。

ですが、同じ業者でも、繁忙期は割高になりますし、逆に時期や日程などによって、大幅な値引きが受けられることもあります。

逆に、同じ時期、同じ引越し先、同じ荷物量でも、業者さんによって、2倍近い差が出ることがあります。
先ほど見てもらった、下の図の例では、最小が25,000円、最大が300,000円と、なんと10倍以上の開きがあります。

まあ、これは大袈裟としても、業者さんでかなりの差があることは確かです。
この差はどうして出てくるのでしょうか？

引越し料金に差が出るのはなぜか

これは、安い業者さんと、高い業者さんがいるという単純な話ではありません。

ここまで見てきたように、相場というものも確かにありますが、相場にも幅があったように、業者によって結構差が出ることがあります。
それは、次に上げる理由などによるものと思われます。

これら以外にも、エアコンの取り外しや設置、ピアノや自動車などの運搬、不用品の処分や買取、荷造りサービスなど、どんなオプションを利用するかによっても、業者によって料金に差が出たり、そもそもサービス自体のあり・なしがあるかも知れません。

結局は、見積もりを取って比較するのが最終的な料金を知る方法になります。